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水の豆知識

水日本でも最近は普段の飲料や料理にミネラルウォーターを使う人が増えてきました。

コンビニやスーパーでも、常に数種類のミネラルウォーターが売られています。

海外では、水道の水が飲めないという国もあるようですが、日本の水道水は昔に比べ浄水技術が優れており、国の安全基準をクリアした水だけが家庭に届けられていますので、とても安全です。

ミネラルウォーターに比べ、水道水が劣るということはありませんが、市販のミネラルウォーターはそれぞれ味が違います。それらの味の違いを楽しみ「嗜好品」のような感覚で飲んでみるのもいいかもしれません。

 

水の硬度について

嗜好品といっても「たかが水なのでは・・・?」と思う人も多いかもしれませんが、先ほど申し上げたように水にもいろんな「味」があります。

水の味に関連するものはカルシウムやマグネシウムの合計含有量の指標である「硬度」やナトリウム、塩化物イオン、有機物などのその他のミネラル成分が関係しています。

 

硬度の計算式

硬度(mg/L) ≒ カルシウム濃度(mg/L) × 2.5 + マグネシウム濃度(mg/L) × 4.1

 

硬度の区分

WHO(世界保健機構)の飲料水水質ガイドラインでは、水の硬度を次のように区分しています。

 

軟水 中硬水 硬水 超硬水
硬度 0~60mg/L 60~120mg/L 120~180mg/L 180mg/L~
主なミネラルウォーター

南アルプス天然水 (30mg/L)

富士山のバナジウム天然水 (29mg/L)

森の水だより (33.1mg/L)

いろはす (25.5~43mg/L)

クリスタルガイザー (38mg/L)

軟水

エビアン(304mg/L)

ヴィッテル (315mg/L)

クールマイヨール (1,612mg/L)

ペリエ (415mg/L)

コントレックス (1,468mg/L)

ゲロルシュタイナー (1,310mg/L)

硬水

適性

・うまみを引き出す料理

(鰹節や昆布のグルタミン酸を引き出す)

・炊飯、茹で料理

・お茶やコーヒーは味がまろやかになる

・肉の臭みを消し、柔らかく煮込む

・パスタにコシが出る

・ダイエット時のミネラル補給

・スポーツ時のミネラル補給

国産のミネラルウォーターは平均して30~40mg/L 前後、水道水は60mg/L前後です。

日本料理に硬水を使うとだしとなる鰹節や煮干しのたんぱく質分が、硬水に含まれるカルシウムと結合しやすくなり、その結果「うまみ」をアクとして出してしまうために、和食に大切な微妙な味が出せなくなります。また、硬水を使うとカルシウムが植物組織を硬化させるためパサパサに仕上がってしまいます。注意してください。

 

 

ミネラルウォーター=ミネラルを多く含む?

実は、ミネラルウォーターにはミネラル成分の品質規定はありません。商品には大自然や各地の名水のイメージを前面に出したものが多く、「自然界のミネラルが多く含まれていて体によい」と思いがちです。ミネラルウォーターは確かに水道水に比べてミネラル分が多く含まれていますが、ミネラル分が体に取り込まれることはほとんどなく、そのまま排出されてしまうと言われます。ですが 超硬水、主にヨーロッパ産のミネラルウォータの一部についてはミネラル補給の目的で勧められている商品もあります。

 

ミネラル自体は、食事から摂取することがのぞましいですね。

 

ミネラルウォーターの表示区分について

農林水産省で示された「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」の表示規定によると、飲用に適した水を容器につめたものについて、以下のように分類されています。

ナチュラルウォーター
特定の水源から採水された地下水
ろ過、沈殿及び加熱殺菌以外の物理的・化学的処理を行ってはならない
 
ナチュラルミネラルウォーター
ナチュラルウォーターのうち、地下で滞留又は移動中に地層中の無機塩類が溶解した地下水(発泡性を有する地下水を含む)
ろ過、沈殿及び加熱殺菌以外の物理的・化学的処理を行ってはならない
ミネラルウォーター
ナチュラルミネラルウォーターが原水

品質を安定させる目的等のために

ミネラル調整

ばっ気(空気にさらすこと)

複数の水源から採水したナチュラルミネラルウォーターの混合

等が行われているもの

 
ボトルドウォーター
ナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーター、ミネラルウォーター以外
ろ過、沈殿及び加熱殺菌以外に原水の本来成分を大きく変化させる処理を行ったもの